AI・IoT導入支援研修

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1月30日(木)、31日(金)で静岡県産業振興財団主催の「AI・IoT導入支援研修」に参加しました。静岡県にAI・IoTを広めていく目的で専門家が対象の研修会で、DMM.make AKIBAの方々に講師として説明していただきました。東京や大阪を中心とした大都市の企業はAI・IoTの導入事例も増えてますが、静岡県での事例は多くはないのが現状のようです。まずはAI・IoTを理解することから始まり、徐々に導入のための考え方を体感する内容の詰まった研修会でした。

 

○研修プログラム

1日目前半:AI・IoTを活用したサービス実装の理想と現実

1日目後半:シングルボードコンピュータを使用しIoTとAI基礎を体感

2日目前半:AI・IoT導入事例の紹介

2日目後半:解決策発案ワークショップ

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コンセプト検証ワークショップ

 

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シングルボードを使いIoT体験

私はAIやIoTと聞いて、恥ずかしながら、大企業が先の10年後を見据え研究開発、実証実験をしているイメージでした。しかし実際には既に多くの企業が実務で取り入れており、上手く活用している企業は物凄いスピードで成長しています。知らないことや活用していないことは大変深刻で、とても急務な問題であると感じました。

 

例えば、倉庫業のイメージは体の大きな男性が作業しているきつい職場のイメージでしたが、Amazonの倉庫は数人の方が棚入れと棚出しを行うのみで、荷物はロボットが自動で運んでくれるので移動の必要もありません。倉庫にいる人数も、労働者の負担も全く異なります。無知とは怖いもので、この差が現実のようです。ロボットアームはまだ開発中で物を掴むには人間の手の方が正確ですが、ロボットアームが人間の手を越える時、全自動化になるとも言われています。

参考:アマゾン「ロボット倉庫」人間に残された仕事は?

ただ、そんな実情を理解した上で、まだ活用していない企業にも活路があると感じます。それは「課題を見つけ、いかに早く解決するか」。AIやIoTで課題を見える化しやすくできますが、あくまでツールであり最終的に課題を見つけ判断するのは人間です。この地域に住む人がこの地域の課題を最も理解していると思います。

また、ネットワークが発達した今だから出来ることはたくさんあります。自社だけでは出来ないことも、多くのサービスを活用したり、様々な企業と協働することで成し遂げられるはずです。

 

この時代の流れが早く、変化の激しい中、変化に対応出来たものだけが生き残ることができます。私たちも時代に流れに対応し、一つ一つのお客様のご相談を真摯に対応してまいります。