訪問数のカウントについて
こんにちは。浩二です。
今回はグーグルアナリティクスの訪問数(セッション数)のカウントの測定について説明致します。
セッション数はWebサイトを訪問した回数ですが、実店舗と異なり自由に行き来できるため測定の定義付けが重要になります。
グーグルアナリティクスで「セッション」を定義付けの詳細は公式のヘルプをご確認ください。
→アナリティクスでのセッション数の算出方法
https://support.google.com/analytics/answer/2731565?hl=ja
しかしながら、難しい言葉が多いので簡単に説明すると下記の3つのパターンで新しいセッションがカウントされます。
- 行動の間隔が30分を経過した場合
- 日付が変わった場合
- 参照元が外部サイトだった場合
1.行動の間隔が30分を経過した場合
こちらのルールは以前のブログ「http://kabufuji.com/archives/804」でも紹介しましたが、注意すべきは最初にページを訪れてから30分ではなく、各ページの閲覧開始から30分が経過したかどうかです。
このように「ページA→B→C→D」と移動した場合、ページAから30分ではなく、各ページの閲覧開始から30分かどうかです。上記の場合、ページBとページCの閲覧開始時間が30分を経過しているのでセッションは2とカウントされます。
また、「複数のタブを同時に開いていた場合」や「同じ種類のブラウザで複数のウインドウを開いていた場合」でもCookie(クッキー)は同一なので、ブラウザ閲覧は同一人物の行動と見なされ、閲覧時間の間隔が30分を超えない限りセッションは切れません。
2.日付が変わった場合
アクセス解析ツールは基本的に日単位で集計をするため、日付が変わったタイミングの0時にいったんセッションを切って、日をまたぐデータにならないようにしています。
たとえば、23時~翌0時20分の間、10分間隔で連続してページを閲覧していたとしても、0時のタイミングでセッションが切られるので、2セッションとして集計されます。
3.参照元が外部サイトだった場合
「参照元」とは「リンクをクリックしてページを移動するとき、移動する前にいたページ」のことですが、参照元が外部サイトの場合には一度セッションが切れるというルールです。
上記のようにページXとページY間の閲覧開始時間が30分以内ですが、途中で離脱してサイトBのリンクからページYに移動した場合は新たなセッションとしてカウントします。こちらは広告の成果をカウントするためにものになります。
このようにWebサイト上では自由に訪問を行き来できるため測定には様々なルールが設けられています。正確な数字を把握するためにも理解しておくと良いかと思います。