小学生向けプログラミング講座で感じた、子供たちの可能性

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こんにちは、WebエンジニアのOです。

先日、富士市の鷹岡小学校さまにて「プログラミング講座」を行わせていただきました。
HTML/CSSを使ったホームページ制作を通して、子供たちにプログラミングの楽しさが伝わる体験を目指しました。

本記事では、講座の内容や子供たちの反応、プログラミング教育の重要性について触れたいと思います。

仕事としてのホームページの作り方を学ぶ

参加してくれたのは6年生の12名。

初心者はもちろん、コーディングに慣れ親しんでいる子もいましたが、最初はその誰もに通ずる「チームワーク」のお話をさせていただきました。

仕事でホームページを制作する際はそれぞれの得意分野を活かしたチームで動く場合が多く、チームは大きく「ディレクター」「デザイナー」「コーダー」に分かれています。そしてどのポジションに居ても「人の話を聞く力」がとても大切です。お客さまの要望だけでなく、チームメンバーの意見などもしっかりと理解して進めていくことが、良いホームページづくりにつながるからです。

今回、子供たちには「コーダー」の体験として、サイトの構造に少し触れながら、自分のポートフォリオを作成してもらいました。

小学校ではコーディング専用のアプリがダウンロードできない環境だったため、子供たちが使用しているパソコン内にあるテキストエディタで対応させていただきました。

あらかじめ編集する部分がわかりやすいようなファイルを準備し、テキストエディタで書き換えたHTML/CSSがブラウザにどう反映されているかを確認しながら、自分の力でサイトを編集できることを実感してもらえるよう心がけました

子供たちの素直に学ぶ姿勢

子供たちはひとつひとつ丁寧にメモを取るだけでなく、こちらの質問にもしっかりと自分の意見を述べてくれました。また、分からない所や難しい部分があった時はすぐに「できない」ということを伝え、ためらわずに何度も質問をくり返し、最後までチャレンジする姿勢がどの子にも見られ、6年生らしい頼もしさを感じました。

自分で編集した部分がブラウザに反映されるたびに喜ぶ顔が見られて、私もとても嬉しかったです。

中にはコーディングを反映した画面が真っ白になったり、画像が表示されなかったりして慌ててしまう子もいました。原因はタイプミスです。「冷静に見直してごらん」という私のアドバイスを素直に受け入れ、自分が入力した部分をしっかり見直して修正することができました。

コーディング経験のある子は、元のファイルを応用してさらにオリジナリティあるポートフォリオを作り上げていて、理解力や創造力の高さにとても驚かされました。

プログラミング教育の重要性と育みたい能力

現在の日本のプログラミング教育は、遊びの延長線上にあるものになってしまっていますが、海外では、それを「仕事」として取り組んだ時に、どう考え、どう動けば良いかという実践的な教育が盛んになってきています。

プログラミングは、経験がとても重要になるので、きっかけは「遊び」でも、早いうちからそれがどう仕事に繋がり、実践的な状況で、失敗した時にどう対処すればクリアできるかを繰り返し学ぶことが重要です。

そして、これは全ての言語において共通して言えることです。

つまづいても絶対にあきらめない、いろいろな方法やアイディアを生み出しながら、どんなに時間がかかっても最後までやり遂げる力を身に着けて欲しいです。

講座を通して

講座の冒頭で「ディレクター」「デザイナー」「コーダー」の話をした時に、「全部やってみたい!」と言ってくれた子が多く、プログラミングそのものよりも「ホームページを制作する」ということ自体に興味を持っている子が多いことが分かり、少し意外に感じました。

そして何よりの成果は、自分で手を加えたサイトを見た時の子供たちの笑顔です!
時間の制約から全ての内容をやりきることはできませんでしたが、子供たちは「自分でもっといろいろ変えたい!」と言ってくれ、その好奇心とやる気に驚かされました。

今回、学校から子供たちに配布されているタブレットでどこまでできるか不安でしたが、先生方のご協力のおかげで乗り切ることができました。心より感謝申し上げます。
ファイルをそのまま持ち帰ってもらったので、講座終了後に子供たちがどのように変更したのか、こっそり覗こうと思います。

今後も子供たちの可能性を信じ、プログラミングの面白さを伝えていきたいと思います。いつか日本のビル・ゲイツが生まれることを楽しみにしています。

後日談:小学校からお手紙が届きました!

講座から数日後、小学校からお礼のお手紙が届きました。

どの子のお手紙にも、どんなことを理解できたか、何が楽しかったか、ぎっしりと感想が書かれていて、読んで感動しました!
この仕事を始めて、今までで一番嬉しい体験でした。
みんな、ありがとう!

来年も参加できたら嬉しいな。

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