「若者離れワースト17位」の衝撃
シンポジウムの中で特に印象的だったのが、「若者離れワースト17位」という言葉です。
2040年には現役世代が約3割減少すると言われています。これは単なる人口減少の話ではありません。
もっと本質的なのは、「若者が企業を選ぶ基準そのものが変わっている」という現実です。
厳しい言い方をすると、企業が「選ぶ側」だった時代から、若者が「選ぶ側」の時代へ変わっている。
そして今、若者たちが求めているのは、単なる給与や休日だけではなく、「自分をアップデートできる環境」でした。

若者は「働く場所」ではなく「成長できる環境」を見ている
かつては、「安定している会社」「名前を知っている会社」というだけでも、ある程度人が集まった時代がありました。
しかし今の若い世代は、企業を見る視点そのものが変わっています。
極端な話、
「この会社で、自分は成長できるのか」
「ここで働く意味を感じられるのか」
を見ています。
もちろん、給与や休日は重要です。
ただ、それは「最低条件」になりつつある。
シンポジウムの中でも、「休日が少ない」「トイレが男女別でない」
といった環境面が、SNSを通じて瞬時に共有され、“選ばれない会社”として認識されてしまう時代だという話がありました。
つまり今は、企業が思っている以上に、「会社の姿勢」そのものが見られている時代なのだと思います。

「魅力がない」のではなく、「伝わっていない」
私自身が特に感じたのは、「魅力がない会社」が選ばれないのではなく、「魅力を伝えられていない会社」が選ばれなくなっているということです。
実際、地域企業には、高い技術力や長年培ってきた信頼、お客様に真摯に向き合う姿勢など、本来もっと評価されるべき価値が数多くあります。
それでも、
「何を大切にしている会社なのか分かりにくい」
「どんな想いで仕事をしているのか伝わっていない」
というケースは少なくありません。
本来であれば、地域や社会を支えている誇れる仕事なのに、それが若い世代に届いていない。
だからこそ今、企業には「言語化する力」が求められているのだと思います。
「地域の人事部」と越境学習の可能性
今回のシンポジウムでは、「地域の人事部」という考え方も紹介されていました。
これは、一社だけで人材育成や採用を抱え込むのではなく、地域全体で人を育てていこうという考え方です。
また、「越境学習」という言葉も印象的でした。
異なる会社。
異なる業種。
異なる価値観。
そうした環境に触れることで、人は成長し、新しい視点を得ることができる。
私自身も、これは本当にその通りだと感じています。
同じ環境だけにいると、どうしても考え方は固定化し、マンネリ化してしまう。
しかし、新しい人と出会い、新しい環境に触れることで、人は大きくアップデートされる。
それは経営者も、社員も同じです。
だからこそ今後は、「自社だけで完結する時代」ではなく、地域全体で学び合い、企業同士がつながりながら成長していくことが、ますます重要になるのではないかと感じました。

私たちが目指す「伴走型支援」
私たち株式会社富士(カブフジ)も、単なるホームページ制作会社としてではなく、そうした「企業の変化」に伴走する存在でありたいと考えています。
私たちが作っているのは、単なるWebサイトではありません。
その会社が、
どんな想いで仕事をしているのか。
どんな人を大切にしているのか。
なぜその仕事を続けているのか。
そうした“目に見えない価値”を言語化し、ホームページやSNSを通じて伝えていくこと。
それによって、採用にも、集客にも、企業の未来にも繋がっていくと考えています。
「人が来ない」のではなく、“伝わっていない”だけかもしれない
「人が来ない」のではなく、まだ「選ばれる理由」を伝えきれていないだけかもしれない。
私たちカブフジも、単なる制作会社としてではなく、地域企業の「変わりたい」に本気で向き合い、
採用・発信・組織づくりまで伴走する存在でありたいと考えています。
企業が変われば、働く人が変わる。地域が変わる。
その未来づくりに、これからも本気で取り組んでいきます。