Overview
Client
ヒーロー幼児園
東京都青山に位置する、語学・計算・スポーツ・社会教育・IT教育・音楽・自然体験等を通じたオールマイティー型の幼児教育を実践する保育施設。2歳から6歳までのこどもたちの可能性を最大限に伸ばし、社会で活躍できるようになるための『最先端な究極の英才教育』をコンセプトに掲げる。
Problem
園内のこどもたちに配る知育アイテムとして、全92枚のオリジナルカルタを作りたい
ヒーロー幼児園様では以前から知育アイテムとしてオリジナルのカルタを使用されていましたが、使用しているカルタはフリーイラストを使用したお手製の物でした。
こどもたちが自宅でも楽しみながら学べるアイテムとして、オリジナルイラストを使用したリニューアルを希望されていました。
Solution
全46種の絵札を描き下ろし、視認性・肌触りの良いカルタに
デザイン面は絵札に共通して登場するオリジナルキャラクターの制作から始め、読み札の内容に合わせ、全46種の絵札を描き下ろました。
読みやすさを意識して読み札等のフォントはUD(ユニバーサルデザイン)フォントに。紙用紙・サイズ・加工は、持ちやさ・安全性・耐久性を考慮した仕様に設定しました。
Visual design
Works
デザインと素材にこだわったカルタに
読み札の内容からイラストを書き起こしていくのですが、イラストを見ただけで読み札の内容を子供達に直感的に理解してもらえるよう、こどもたちと同じ年代の人型キャラクターを用意することにしました。
こどもたちも、自身に近い存在の方が共感しやすいはずです。
こうして誕生した、かるたのメインキャラクターとなる「あばた ひろ」君(仮称)のイメージと、色の塗り方や表現の確認していただくために、大ラフを作成しました。(あばた ひろ君という名称は担当デザイナーが勝手につけたものであり、公式設定ではありません)
大ラフにOKが出た後、46枚のイラストのラフ作成に取り掛かりました。読み札の内容が感情や思考にフォーカスしたものが多かったので、それらをイラストで表現していく作業は簡単ではありませんでしたが、その分完成した際の達成感はひとしおでした。
こどもたちが飽きてしまわないよう誇張する部分は誇張したイラストや世界観、使用する色のバランスも色覚異常(1型&2型)の方も楽しめるよう、できる限りの配慮をしながら調整していきました。
かるたが裏面の状態でも、絵札と読み札とすぐに区別がつくよう、裏面のデザインを少し変えてあります。
また、フォントはUD(ユニバーサルデザイン)フォントを使用することで、少しでも可読性を高める工夫をしています。